修理・サポート担当の伊藤です。
先月に引き続き6月に入ってからも勝手にWindows10にアップグレードしてしまったというサポート依頼を多く頂いております。
以前のブログでWindows10から元のOSに戻す方法について投稿しましたが戻した後にトラブルが発生することがあります。
希望していないのにWindows10にアップグレードされて元に戻したらトラブルが発生するなんてかなり理不尽な話ですね(>_<)
具体的な現象は
①無線(WiFi)の設定が消えてインターネットに接続できなくなる。
→Windows8.1で発生することが多いような気がしますがもう一度、無線設定を行う必要があります。
②タスクバーに表示されいるIEのアイコンが消える、クリックしても削除されていますと表示される。
→IEのプログラム本体が消えているわけではないのでプログラム一覧からIEを起動すると問題ありません。
IE起動後にタスクバーに固定するようにすれば元に戻ります。
③言語バーが消えて日本語入力ができなくなる。
→Windows7で発生することが多いですが「半角/全角キー」を押しても日本語入力に切り替わりません。
対処方法としては
・左下のスタートメニューをクリック
・プログラムとファイルの検索という欄に「ctfmon」と入力
・検索された「ctfmon.exe」をクリック
ctfmonを実行すると一時的に言語バーは表示されますが電源を切ったり再起動するとまた消えてしまうのでctfmonのショートカットをデスクトップに作成して起動時に実行するかスタートアップフォルダにctfmonのショートカットを作成する必要があります。
ctfmonは通常、Windowsのタスクスケジューラによって起動時に実行されますがWindows10から戻した時にタスクスケジューラが破損することがあり言語バーが表示されないというトラブルが発生するようなので本来の状態に戻すにはタスクスケジューラの修復が必要です。
ただ、タスクスケジューラを手動で修復することは困難なのでOSの初期化が必要になりますがそれだと時間と手間がかかってしまうのでWindowsの動作に大きな不具合が無い場合はctfmonを実行する方法がお勧めです。