修理・サポート担当の伊藤です。

Windowsではセキュリティ維持のため、毎月マイクロソフトから更新プログラムが配信されインストールされます。基本的には更新プログラムの適用は必須ですが、それが原因でパソコンにトラブルが発生することも時々あります。

先日サポート依頼を頂いたお客様も更新プログラムを適用後にインターネットが見れなくなったというケースでした。インターネットを見るためにインターネットエクスプローラー(IE)を起動してもエラー表示が出てすぐにIEが終了してしまうという現象が発生します。

調査した結果、9/11に配信された更新プログラムの一部に不具合があり、それが原因でIEが正常に起動しないということがわかりました。ただ、今回不具合が発生する状況はかなり限定的で以下の条件下で発生します。

〇OSのバージョンがWindows 8.1 RT 
〇9/11に配信された更新プログラムのKB4516067が適用されている

Windows 8.1 RT はマイクロソフトのSurface RT、Surface2に搭載されているOSなので、その2機種を使用していて9/11以降にIEが起動しない場合は更新プログラムが原因の可能性が高いです。

対応策としては更新プログラムのKB4516067を削除すればIEが正常に起動するようになりますが、そのままだとまた自動的に更新プログラムが適用されてしまいますので当面は該当の更新プログラムを非表示にする必要があります。

更新プログラムの削除や非表示についての操作に不安がある方は当店までご連絡いただければと思います。

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